第136回流体懇話会のご案内

平成23年3月8日(火)

3月11日に発生しました東北大震災で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
東北大震災に関連しまして、一部交通網の麻痺や計画停電など、社会的問題が多く発生しております。
このため、3月18日に開催を予定しておりました第136回流体懇話会は、開催を延期することと致しました。
延期後の開催日程は未定ですが、決定しましたらご連絡致します。(2011年3月14日 流体懇話会 連絡担当)

講演題目

一面または両面を加熱した平板回りに誘起される希薄気体流:モデルボルツマン方程式に基づく数値的検討

講師

田口 智清

電気通信大学 大学院情報理工学研究科 知能機械工学専攻 複雑流体分野 助教

日時

平成23年3月18日(金) 16:30-18:00

開催を延期致します

場所

電気通信大学 東4号館 8階 AV会議室

概要

我々の身の回りにある通常の気体では,定常な温度場のみによって流れが誘起されることはない. 一方,低圧気体あるいは微小な系における気体では,温度場が流れを誘起する重要な一因となる.

本発表では,そのような温度場に起因する流れのうち,熱尖端流[1]とラジオメータ流[2]をとりあげ紹介する. 前者は低圧気体中に置かれた一様に熱せられた平板の尖端付近に生じる流れであり, 後者は平板の両面の温度が異なっているときに生じる流れである.

特に,熱尖端流およびラジオメータ流の基本性質,ラジオメータ流における熱尖端流の役割といった事柄について, モデルボルツマン方程式に基づく詳細な数値解析結果をもとに説明する.

参考文献

  1. [1]Y. Sone and M. Yoshimoto, "Demonstration of a rarefied gas flow induced near the edge of a uniformly heated plate", Phys. Fluids 9, 3530-3534 (1997). (Link)
  2. [2]N. Selden, C. Ngalande, S. Gimelshein, E. P. Muntz, A. Alexeenko and A. Ketsdever, "Area and edge effects in radiometric forces", Phys. Rev. E 79, 041201(2009). (Link)

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